種類

身体因性と心因性がある

うつ病は、医学的には抑うつ状態がある程度つづき、重症である場合に病名として用いられる。抑うつ状態とは、憂鬱で気分が落ち込んでいる状態のことをさす。 うつ病の種類は、原因からみて身体因性うつ病と心因性うつ病に大別される。 身体因性うつ病は、脳の病気によるもの、体の病気によるもの、薬によるものが原因となりうつ症状があらわれる場合をいう。脳の病気には、アルツハイマー型認知症、脳腫瘍、動脈硬化、てんかんなどがある。体の病気には、甲状腺機能亢進症、糖尿病、消化器系の疾患、慢性腎不全、慢性関節炎、リウマチ、パーキンソン病などがある。また、薬によるものには、副腎皮質ステロイド、抗がん剤、排卵抑制剤などがある。 心因性うつ病は、性格や生活環境が原因となりうつ症状があらわれる場合をいう。

薬剤治療法と精神治療法

うつ病の治療方法には、一般に薬剤治療法と精神治療法がある。薬剤治療法は、抗うつ剤を投与するのが一般的であるが、患者の症状に応じて向精神薬などもあわせて使用する場合がある。 抗うつ剤は、服用を始めてから効果があらわれるまで2、3週間かかるので、あせらず気ながに治療をつづけることが大事である。また、自己判断で薬を服用しつづけたり、服用をやめたりすると症状を悪化させる原因となるので注意する。 精神治療法には、支持的精神療法、対人関係療法などがある。支持的精神療法は、患者の不安を軽減させることを目的とした方法で、よく行われている精神療法である。自分の悩みを医師などに相談し、共感をしてもらうことで安心感を得ることができ、うつ症状がやわらぐ。 対人関係療法は、自分の症状に影響を与えている人、つまりストレスを感じている人に注目して対処する方法である。 うつ症状は、患者によって様々なので、医師とよく相談し自分に合った治療方法を決定することが大切である。

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